居酒屋を開業するために必要な厨房機器を紹介します。

居酒屋は食品を取り扱うため、さまざまな厨房機器が必要です。あとからレイアウトに困らないように、サイズや使い心地なども確認しておきましょう。

居酒屋の開業時に準備すべき5つの厨房機器

居酒屋の開業時に必ず揃えておきたい厨房機器を5つ紹介します。どんなものが必要なのか、今一度よく確認しておきましょう。

食品営業許可の基準を満たすシンク

居酒屋など、飲食店を営業する場合は、食品営業許可の基準を満たすシンクが必要です。

2槽以上のシンク、奥行36センチ、横45センチ、深さ18センチ以上ある必要があります。食洗機つきのシンクなら2槽とカウントされることもあるので、自治体の保健所に確認をしましょう。

省スペースでも作業しやすいコールドテーブル

コールドテーブルとは、下が冷蔵庫になっている作業台のことです。狭いキッチンの場合、このようなコールドテーブルは非常に便利です。

作業しやすい高さかどうか、冷蔵庫には何を入れるかなどを考えて適切なサイズを選びましょう。

キッチンのサイズに合う冷凍冷蔵庫

冷凍冷蔵庫はサイズの大きなもの、食品を大量に確保できるものが多いです。大きい方が安心感がありますが、本当に自分の居酒屋のキッチンに適切なサイズかどうかを考えましょう。

大きすぎると作業の邪魔になる可能性もあります。レイアウトによっては扉を開けないこともあるので、扉のサイズもきちんと確認してください。

効率的に調理できるガステーブル

居酒屋にガステーブルは必須です。調理しやすいサイズ、口数、火力のものを選びましょう。狭いキッチンでも、二口以上のコンロは必要です。同時に二つ以上の料理を作れる余裕を持たせましょう。

ドリンクの提供に必須の製氷機

居酒屋では製氷機はマストアイテムです。

アルコールなどのドリンクを提供する際に、氷は予想以上にたくさん必要です。製氷機は、気温が高くなると製氷のスピードも落ちます。製氷が間に合わないとドリンクの提供にも支障が出ます。

想定しているよりもやや大きめのサイズの製氷機を選びましょう。

居酒屋の厨房機器を設置するときの注意点

居酒屋の厨房機器を設置する際の注意点について見ていきましょう。作業しやすいサイズを選ぶ、動線を考えた配置をするなど、最初の設置が非常に重要です。

作業しやすいサイズの厨房機器を選ぶ

まず、作業しやすいサイズの厨房機器かどうかを確認しましょう。作業台が低すぎると長時間の作業が辛くなってしまいます。大きすぎる冷凍冷蔵庫は作業の邪魔になる可能性があります。

スムーズに提供できる動線を確保する

注文を聞いたあと食品を調理する、ドリンクを入れる、客席に提供するといった一連の流れがスムーズにできるよう、動線を考えた配置をしましょう。

作業する際に無駄な動きが多くなると提供までに時間がかかってしまうだけでなく、働いている側のストレスも大きくなります。

何度もシミュレーションをして、配置については一番慎重に考えるようにしてください。

居酒屋用の厨房機器を購入する方法

居酒屋用の厨房機器は、専門店で購入しましょう。食品営業許可の基準を満たす厨房機器が、専門店には揃っています。

しかし新品の厨房機器は高価なものが多いです、初期費用を抑えたい場合は、中古の厨房機器の購入もおすすめです。

中古品でも新品同様に綺麗なものは多く、メンテナンスされているものなら安心して使い続けられます。作業台など、劣化しても使い心地に支障がないものもあります。

保証をきちんとしてくれる中古の厨房機器店をチェックしてみましょう。

居酒屋に必要な厨房機器を買い揃えよう

居酒屋に必要な厨房機器について紹介いたしました。

コンロ、冷凍冷蔵庫、作業台など、居酒屋を開業するためにはさまざまな厨房機器が必要です。あとから慌てて買い揃えるということのないように、前もって準備をしていきましょう。

居酒屋の厨房機器を購入する際は、動線やサイズを確認し、負担にならない程度の価格のものを選ぶことも大切です。中古品などもチェックして、ベストな厨房機器を探してみてください。