居酒屋を開業するにあたっては居酒屋で使用頻度の高い厨房機器を準備しなくてはなりません。

そこで今回は居酒屋をする際に必要な代表的な厨房機器と厨房機器を設置する時の注意点、居酒屋用の厨房機器を購入する方法を紹介します。

居酒屋の開業時に準備すべき6つの厨房機器

居酒屋の中でもどのようなメニューを提供するのかによって必要な厨房機器は異なりますが、一般的に必須な6つの厨房機器について解説します。

居酒屋に必要な厨房機器 1. コールドテーブル

コールドテーブルは調理した料理を冷たい状態でキープするためのテーブルのことです。サラダや刺身など冷たいままで鮮度が必要な料理を置いておくのに欠かせません。居酒屋だけでなくほとんどの飲食店の厨房に必須です。ステンレス製の天板の下に両開きの冷蔵庫が取り付けられているものが一般的です。

居酒屋に必要な厨房機器 2. ガスレンジ

ガスレンジはガステーブルの下にコンベクションオーブンがついている厨房機器です。厨房の規模によって取り付けられているコンロの数を選びます。「外管式」と「内管式」があるので、店舗で使用するガスの種類を確認して選びましょう。

居酒屋に必要な厨房機器 3. 業務用食器洗浄機

業務用食器洗浄機は大量の食器を上下のノズルから噴射する洗浄剤によって洗うものです。熱湯をかけることによって汚れを落とすので、大量の食器を短時間で綺麗に洗うことができます。熱湯で殺菌効果もあるので、食中毒などを防止するためにも必要です。カウンターの下に設置できるアンダーカウンタータイプが人気で、狭い厨房でも省スペースで設置することができます。

居酒屋に必要な厨房機器 4. 冷凍冷蔵庫

冷凍冷蔵庫は業務用の大きな冷蔵庫のことです。4ドアタイプが一般的ですが、2ドアタイプもあります。厨房に冷蔵庫を置く場合、冷蔵庫内に温度計を設置しなければならないので注意しましょう。大型冷蔵庫を選ぶときは、お店にどれくらいの量の食材をストックしなければならないかを考えてサイズを選びます。半分もしくは1/4が冷凍になっているのもがありますので、冷凍でストックするものの量を考えて選びましょう。

居酒屋に必要な厨房機器 5. 製氷機

お酒などのドリンクを提供する居酒屋では、大量の氷を作ることができる製氷機が欠かせません。大型のものから、カウンターの下に取り付けることができるサイズのものまであります。製氷機のサイズを選ぶときは、夏場にどれくらいの氷を使用するか検討したうえで選ぶのがポイントです。

居酒屋に必要な厨房機器 6. 調理台

調理台はその名の通り調理をしたり、調理したものを盛り付ける際に使うテーブルのことです。引き出しや引き戸、すのこなどがついているものなどバリエーションが豊富にあります。ステンレス製のものが錆びにくく使い勝手がいいです。一般的には身長÷2＋5cmの高さが最適な高さだと言われています。

居酒屋の厨房機器を設置するときの注意点

居酒屋に厨房機器を設置するとき、できるだけ大きい方がいざというとき安心と考える方もいるかもしれません。ただ厨房スペースが狭いのに大きすぎるものを設置してしまうと、作業をするときに厨房機器が邪魔になってしまいます。厨房機器を選ぶときは厨房機器を置いてもしっかり作業動線が作れるかを確認しましょう。厨房機器の中には省スペースなものもありますから、サイズを測りながら検討するのがおすすめです。いくらいい厨房機器を置いても作業がしづらければ最悪の場合は再購入を検討することになります。厨房スペースと機器のバランスを考えましょう。

居酒屋用の厨房機器を購入する方法

居酒屋用の厨房機器を購入するなら、新品で購入する方法と中古で購入する方法があります。新品で全て揃えたいと考える方も多いかもしれませんが、今回紹介した以外にも必要な厨房機器はたくさんあり、全て揃えると費用は高額です。中古といっても新品同様のものもありますから、予算オーバーするようなら中古の厨房機器も検討してみましょう。また購入ではありませんが、リース契約する方法もあります。リースなら初期費用を抑えることができますし、月々の支払いも経費として計上できるためコスト管理が格段に楽です。

居酒屋にどんな厨房機器が必要か想像してみよう

今回は一般的に居酒屋で必要となる代表的な厨房機器を紹介しました。どれも欠かせないものですが、今回紹介した以外にも提供するメニューによって様々な厨房機器が必要になります。メニューを考えたうえでどのような厨房機器が必要なのかを一度リストアップしてみてください。