
飲食店開業で厨房機器をリースで揃えるメリット・デメリット
飲食店の厨房機器を安く入手するための方法の一つにリースがあります。
リースは初期費用を抑えられますが、メリットだけではなくデメリットもあります。
リースの仕組みとメリット、デメリットを把握して、自身の飲食店開業に役立てましょう。
厨房機器のリースとは?
厨房機器のリースとは、あなたが希望する厨房機器をリース会社に購入してもらい、あなたは毎月リース会社に厨房機器の購入費用を分割して支払い続けるというものです。
分割した月額料金には利息が含まれています。
レンタルではなく、リース会社に借金をしている状態です。
厨房機器のリースのメリット
飲食店開業の際に厨房機器のリースを利用するメリットを紹介します。
初期費用を抑えたい方にはリースがおすすめです。
初期費用を抑えられる
リースの一番のメリットは初期費用を抑えられるという点です。
飲食店を開業する際には、何を提供するかにもよりますが厨房機器を揃えるのに200万円程度が必要です。
しかしリースなら一式揃えても毎月2万円前後で済ませられるケースが多いです。
廃業時厨房機器を引き取ってくれる
飲食店を廃業する際は、厨房機器などの処分もしなければなりません。
処分費用が高いと廃業したという事実に加えて精神的なダメージも大きいです。
しかしリースなら、廃業時厨房機器をリース会社が引き取ってくれるので、処分について考える必要はありません。
固定資産税の計算をリース会社が行ってくれる
厨房機器を購入した場合は確定申告で減価滅却の処理をしなければなりません。
一方でリースなら固定資産税の計算などはリース会社が行ってくれます。
毎年の税金の申請が一気に楽になり、飲食店の経営に力を入れられます。
厨房機器のリースのデメリット
厨房機器のリースのデメリットを紹介します。
初期費用が十分に用意できるのであれば、リースではなく購入を選んだ方が良いケースもあります。
リース料が割高になる
毎月のリース料は厨房機器の購入金額をただ分割したものではありません。
リース手数料が含まれています。
契約期間内で支払い続けると、新品を購入するよりもトータルで高いお金を払わなければなりません。
また、契約期間内に廃業してしまった場合も厨房機器のリース料は支払い続ける必要があります。
名義を変更して他の人に支払ってもらうことを許可していないリース会社も多いです。
所有権はリース会社にある
厨房機器のリースの契約期間は6年間の場合が多いです。
この6年を過ぎるとリース料の支払いは完了ですが、だからと言って所有権が手に入るわけではありません。
リース会社にある所有権を自分のものにしたい場合は、リース料と別にお金を払って買い取らなければなりません。
結果新品を購入するよりもさらに高いお金が必要です。
厨房機器のリースは計画的に!
飲食店の開業時に初期費用を抑えられるリースについて紹介しました。
リースは手軽に厨房機器を揃えられる一方で、長い目で見ると損をしてしまいます。
中古の厨房機器を購入すれば、リースの分割料金よりは高いですが新品を購入するよりは安く済ませられます。
初期費用を用意できるのであれば新品を購入する、状態の良い中古の厨房機器を購入する、割高になっても良いならリースにするという風に、自分に合う方法を見つけましょう。
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